観客を惹きつける

一瞬の演出"早替え"

早替え衣装ってどうやって作られてるの?
舞台で綺麗に脱げるか心配・・そんなチーム様はお気軽にお問合せください


昨今、よさこい祭りの舞台演舞では特に人気の早替え衣装ですが、たかどの装舎では様々なスタイル・アイテム・デザインでの早替え衣装を、完全オーダーメイドにて製作しております。

毎年早替え衣装で舞台に臨むチーム様も、早替え衣装が初めてでご興味がおありのチーム様も、観客を惹きつける魅力ある演出の『早替え衣装』をさらに知っていただき、これからの衣装デザインに生かして頂ければと思います。

ここでは、早替えスタイル(方法)から~価格・演舞上の注意点まで記載しております。

早替え衣装に関するお問合せ・無料御見積りも合わせてお気軽にご利用ください。

早替えといっても様々なスタイル(方法)がございます。
ここでは弊舎で最も多くご利用いただいている早替え方法についてご紹介いたします。

重ね着早替えスタイル


こちらは2枚以上の上物衣装を着用しておき、演舞中で脱いでいくスタイルとなります。

羽織→羽織の場合もあれば、羽織→インナー、羽織→羽織→インナーという風に、ご予算やコンセプトにあわせてアイテム数を決定されているチーム様が多いです。

脱いでいく方法も、肩から外す、背中から割る、前ウエスト脇で外す、観音開きで前中心で開くなど様々にございます。

曲や振付け、衣装デザインに沿ってスマートでかっこ良く見えるチェンジ方式をお選びできます。

着脱した羽織については、【ヒモで腰にぶらさげる】【両脇タブにマジックテープでぶらさげる】【下の帯に縫い付けて背中でぶら下げる】【収納ポケットにしまう】【舞台上に置いておく】等様々です。

どの着脱方法をとるかは、その羽織の長さ(ぶらさげた時に踏んでしまうと破損や転倒の原因となるため)振付けによって変わってきます。

どのタイミングでどのように脱ぎたいのか、どのように見せたいのか、そこには何秒の時間があるのか等、お打合せ時にしっかりヒアリングさせて頂き、最適な早替え方法をご提案もさせて頂きます。

リバーシブル早替えスタイル


リバーシブルでの早替えは主に半纏となります。

曲の合間で、チームで一斉に半纏をひるがえし早替えする様が、とても粋な演出となります。

リバーシブルの場合は、内側の生地を滑りやすいものにすること、重くならないよう表裏の生地を吟味するこを心がけて製作しております。

特にお袖に関しては、リバーシブルで着用後に、最後に腰に巻いて演舞されるチーム様がいらっしゃるので、地面にひきずらないお袖の長さを調整しています。

ウエストで巻きつけるお客様には、脇縫いを強めにしたり、カンヌキ2重縫いを施したりもします。

お袖が一瞬でひっくり返せるように、袖口開きや、振袖形状にも気を配っております。

両袖1秒早替えスタイル


これはアイテム数を増やすことでコストがかかってしまうことや、早替えの難しいお子様、初心者の方、全体ではなく演舞の一部分にのみ早替えを取り入れたい方に、弊舎独自があみだした両袖のみの【1秒早替え】となっており、たかどの装舎人気のオリジナル早替えスタイルとなっております。      

サンプル貸し出しも行っておりますので是非一度袖を通して演舞してみてください。

一体型早替えスタイル


こちらは、最初から切り離されたアイテムを脱いでいく早替えとは違い、脱いだあとも下から出てくる衣装アイテムに、脱いだアイテムがくっついてぶらさがる一体型の早替え衣装となります。

但し、こちらはマジックテープを多く使用することになりますので、脱いだあとにはマジックテープが見える場合も少なくありません。

また衣装の裏側を使用していきますので、着脱した場合にご希望されるパーツの形を表現するのが難しくなっておりご希望とおりの見栄えとなるか、お打合せを重ねサンプル衣装でしっかり確認をとっていく過程が必要となります。

その分、着脱した後は、腰回りにぶらさがるアイテムは無く、あくまで最後に出てくるアイテムの内側に隠れてしまいますので、その点では全く違って衣装にチェンジしたように明確に見えるデザインとなっております。

このように早替え衣装にも様々な仕様と、それに対するそれぞれの利点とデメリットが存在します。

まずはどのようなチェンジを演出したいのかをイメージされてみてください。

そのお客様のイメージにそって、たかどの装舎ではしっかりとご満足いただける、素敵な早替え衣装をデザイン製作させていただきます。 

早替えスタイルでも記載のとおり、早替えには様々なデザインがありますが、大まかなアイテムとしては

●マント
●半纏
●羽織
●羽織袖
●インナー
●ワンピース

等となっております。

どちらかというとボトムであるパンツや袴での早替えはメジャーではなく着脱し易い上物に特化したデザインといえます。

早替えと通常衣装の価格の違いはなんといっても【アイテム数】と【仕様の数】となります。

着脱が増えるたびに、下から見えるアイテムを増やし製作していかなくてならないので

当然アイテム数が増える分、全体の衣装価格が上がっていってしまいます。

そこにオリジナル昇華転写プリントなどお入れした場合は、さらにコストUPとなってしまいます。

また、マジックテープを多くの箇所に施す場合は、副資材としてテープ代もコストにかかってきます。

一番に優先したい順位をお決めいただき、ご予算に応じて早替え衣装スタイルをご決定されるチーム様も多いです。

まずはご希望の早替えスタイルについて概算御見積りをさせていただきますので、もしそこでご予算オーバーとなりましたら、早替え仕様を減らすか、または生地を変更する、プリント面積を工夫するなど、様々なアドバイスをもって提案させて頂きますのでご安心ください。

早替え演舞での注意点は以下の2点です

【早替えミス】

早替えが踊り子の皆様がとっても楽しいものでもあり、同時にとてもプレッシャーでもあります。

踊り子の皆様が、チーム全員で最高のタイミングで美しい早替えを決めるためにも、早替えし易い衣装でなくてはいけません。難しい仕様や、時間のかかる仕様では、早替えミスをしてしまいかねません、折角の楽しい演舞が悲しい瞬間とならないよう、弊舎ではしっかりとサンプル前に振付や演舞タイミング、早替えの時間、それぞれのアイテムの生地の重さまで吟味してお作りしていきます。チーム様にはサンプル衣装完成時に、実際早替え演舞をしてご確認いただけますのでご安心ください。

【衣装の破損(ケガ)】

早替えした衣装が腰にぶら下がったまま、立ち座りの多い振付けなどの場合、衣装を踏んで破損してしまうことがあります。また勢いよく脱いだ半纏をひっくり返して着るときに破れてしまうこともあるようです。

弊舎では、事前に振付構成をお伺いし、ぶら下がる長さと危険性がある場合は事前にチーム様にお知らせしております。

リバーシブル半纏の場合には、破損の出やすい脇などにカンヌキの2重縫いを施したり、衣装をぶら下げる脇タブの長さを調節したり、土台となる帯に2重ミシンを入れるなど、様々な対策をもって早替え衣装の破損を最大限防ぐ製作を行っております。もちろんそこには主役である踊り子の皆様の努力も必要となってきますので、折角の思い出ある衣装が破れてしまわないよう使用していただけますと幸いです。

このように、早替え衣装は華やかな分、コストや演舞注意点など思案しなくてはいけない課題も多いデザイン衣装となっております。しかしやはり舞台での一瞬のこの演出は、観る人に驚きと感動を与える素晴らしいデザイン衣装ともいえます。

早替えよさこい衣装に関してのお問い合わせはお気軽にご連絡ください。

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